かぶき者を描いた『花の慶次』の逸話集

[`evernote` not found]
LINEで送る
Pocket



今日は『花の慶次』から、かぶき者慶次らしい逸話を挙げていこうと思います。

 

・床柱を斧で一打ち!
新築祝いに招待された慶次でしたが、お祝いムードの中、床柱の真中に斧を伐りつけました。

怒る主を目の前にして、

「全て世の中のことは満つれば欠けると云う法則である。

家を新築したことは目出度い事だが、これで沢山だと安心した時は既に頂点で、

それから後は運が傾く一方思いもかけない災難が、

後から後から降りかかって来る、そしてあっという間に身代がつぶれ一家滅亡となるのだ。

決して有頂天になるな、今この傷ついた床柱を朝晩眺めてわしの言葉を思い出すがよい、

それこそ無病息災お家繁昌の基いである」と説きました。

という、かぶき者の慶次らしい祝いの言葉でした。

 

・家中一統の馬揃えに牛に乗って登場!

「馬鹿にしている!」と罵られた前田慶次は、

「我れは小禄の分際であり、馬を飼う余裕がない。

よって、牛を飼育しているのであるが、物の用にさえ立てば、馬でも牛でも同じであろう。

それをお見せしよう」と一喝した!

そして、牛は馬並に縦横無尽に疾駆し、人々を驚かせました。

かぶき者の慶次らしい行動でした。

 

・寒い中、叔父の利家を水風呂に入れて、利家の愛馬の松風に乗って行方不明に!

利家を茶会に招待し、水風呂に入れた隙に馬にまたがって飛び出したというものです。

ある日、慶次は利家を招待し、寒い日のご馳走と「風呂」を利家に勧め、

利家が風呂に浸かったとたんに飛び上がりました。風呂が水風呂だったのです。

怒った利家は、慶次を捕まえようとしたものの、すぐさま利家の愛馬に鞭打って、

逃れ去り、そのまま行方不明となってしまいました。

慶次がまたがった馬があの「松風」でした。

利家の水風呂

 

・秀吉公認の天下御免の傾奇者に!

利家の甥に傾奇者がいるという評判を聞いた秀吉に召し出された慶次が、

髪の毛を片方に思いきって寄せ、そこにまげが横に曲って立っている珍妙な恰好で、聚楽第に参上しました!

平伏す時も顔を横に寝かせて挨拶などして、秀吉をはじめ諸侯をひとしきり笑わせました。

その後、褒美として馬を拝領する段になって一時退出し、

今度はきちんと髪や衣服を改め、作法を守った振る舞いで参上しました!

この逸話こそが、天下人・豊臣秀吉から「天下御免の傾奇者」を許された逸話です!

秀吉公認の傾奇者

義風堂々の公式サイトはこちら

コメントを残す